水疱瘡

水疱瘡の原因や症状まとめ!予防接種の効果について

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水疱瘡の原因や症状まとめ!予防接種の効果について

「水疱瘡は“発疹ができる病気”というのは知っているけど、詳しいことはよくわからない」という人も多いのではないでしょうか。

子供の病気と勘違いされる事が多いのですが、実はとても恐ろしい病気なのです。

そんな水疱瘡の症状や予防接種についてご紹介いたします。

1.水疱瘡(みずぼうそう)はこんな病気

水疱瘡の原因や症状まとめ!予防接種の効果について

水疱瘡は、子供がかかる病気だと軽く考えている人もいます。しかし、大人がかかることもあり、症状について誤解されていることが多いのも事実。

水疱瘡とはどんな病気なのか、改めて見ていきましょう。

①水疱瘡の原因菌とは?

水疱瘡の原因や症状まとめ!予防接種の効果について

水疱瘡の原因菌は水痘帯状疱疹ウイルスで、人間だけに感染する病気です。感染力が強く、1人が発症すると周りにどんどんうつっていきます。

このウイルスはさまざまな感染方法で人の体に入り込み、数日以内に微熱や発疹などの症状を起こします。

学校などで水疱瘡が蔓延し、学級閉鎖になったというニュースを聞いたことがある人もいるのではないでしょうか。

冬から春にかけて水疱瘡にはなりやすいと言われており、初期症状は風邪と似ているので判断しづらいのも特徴。

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水疱瘡かもしれないと思ったら早めに対処する事が、周りのためにも自分のためにも一番です。

②水痘帯は周りに広がりやすい

水疱瘡の特徴の一つは、感染力がとても強いこと。

水疱瘡に感染してもすぐに、水疱瘡だと気付かない事もあるため、その間に周りにうつってしまう事が多くあります。

また、家族内ならば約8割の人が感染すると言われているほど。

まだ水疱瘡にかかったことのない方もうつる可能性が高いので、特に注意が必要です。

③水疱瘡で重い合併症を起こす危険がある

水疱瘡は、重い合併症を起こすかもしれない恐ろしい病気です。

子供だけではなく大人も水疱瘡になることがあり、大人の方が症状が重くなりやすくなっています。

特に高齢者が水疱瘡になった場合は脳炎や髄膜炎、肺炎などの重い合併症を起こすことも…。

このような合併症は命の危険があり、年間約20人もの方が水疱瘡の合併症で亡くなっているのです。

水疱瘡は油断すると危険な病気なので、気を付けなければなりません。

④水疱瘡に最もかかりやすい年齢

水疱瘡は、子供がかかる病気だと思っていらっしゃる方も多いですよね。実際に水疱瘡に最もかかりやすいのは1歳から2歳ぐらい

幼児期に多いので子供の病気だと認識する人が多いのでしょう。

しかし10(小学4年生)くらいまでに約90%ほどの子供が水疱瘡になると言われています。

大人になってもかかることがあるので、決して子供の病気だと思い込んではいけません。

 

2.水疱瘡の感染経路とは?

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水疱瘡は感染力がとても強く、感染経路もたくさんあります。

具体的には

  • 空気感染
  • 飛沫感染
  • 接触感染

の3つ。

それぞれの対策についても見ていきましょう。

①空気感染で水疱瘡になる

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空気感染とは、空気を介してウイルスが人体に侵入し、症状を引き起こすものです。

同じ部屋に水疱瘡の人がいると、くしゃみなどで部屋の空気に水疱瘡のウイルスが拡散してしまいます。

直接接触することがなくても、その空気を吸うだけで体内に水疱瘡のウイルスが入り、増えていくのです。

水疱瘡は冬から春にかけて流行するので、暖房を付けている部屋でもこまめに換気をすることが予防になりますよ。

②飛沫感染で水疱瘡になる

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飛沫感染とは、水疱瘡の人の咳やくしゃみで別の人にうつってしまうことを言います。

空気感染よりも多くのウイルスを吸い込む危険性があるため、症状が出やすくなるのでしょう。

飛沫感染はマスクをすることで、ある程度は防ぐことが可能です。

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風邪かもしれないと思った時点でマスクをすることが大切ですね。

③接触感染で水疱瘡になる

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水疱瘡の人が咳を手で押さえ、その手を洗わずに触ったものを他の人が触ることで感染する事もあります。

ウイルスは目に見えないので、接触感染で水疱瘡になることもかなりあると言われているのです。

家族内では接触感染が多く、家族に水疱瘡の人がいたら除菌・手洗い・うがいなどを徹底させる必要があるでしょう。

水疱瘡はさまざまな感染経路を持つので、自分の身は自分で守る意識をしかり持つようにしましょう。

④水疱瘡の感染力はインフルエンザの約3倍

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冬になるとよく耳にするのがインフルエンザの話題。しかし、水疱瘡の方がインフルエンザよりも感染力が強いのです。その強さはインフルエンザの約3

このことから保育園や幼稚園は登園停止、学校は出席禁止、職場でも出勤停止となり安静にしていなければいけません。

学校などによって若干異なりますが、すべての水疱がかさぶたになるまで、というのが停止期間になります。

復帰には医師の診断が必要なので、きちんと許可をもらうようにしましょう。

多忙な社会人はすぐに職場に復帰しようとしますが、周りに迷惑をかける可能性も十分有り得ます。

妊婦や高齢者に感染すると命の危険も考えられるので気を付けましょう。

 

3.子供の水疱瘡3つの症状

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水疱瘡のウイルスは、感染してもすぐに症状が出ません

感染して約2週間後に症状が現れると言われています。

いったいどのような症状なのでしょうか?

子供の水疱瘡を例に、3つの症状をご紹介します。

①発熱や頭痛が起こる(1日目~3日目)

水疱瘡に感染した多くの人が、体のだるさや頭痛、発熱を最初に感じるようです。

赤ちゃんや子供でもこのような初期症状が見られるので、最初は風邪を引いたのかもしれないと思うでしょう。

食欲が落ちる事もあるので、様子がおかしいと感じたら早めに病院に行った方が良いですね。

初期段階では医者ですら水疱瘡だと診断できない事もあるので、慎重に観察してください。

②発疹や水疱ができる(2日目~10日目)

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発熱してから、2日から3日過ぎると、あせものような赤くて小さなブツブツがおなかから現れます。

早い方は数時間後ぐらいから発疹が水疱(水ぶくれ)になっていきます。

あっという間に全身に水疱が広がり、そこで慌てて病院に駆け込むケースもあるでしょう。

急に子供に発疹や水疱が出てビックリしたという人も多いです。

だいたい発疹や水疱ができた後、1週間から10日ぐらいはこの状態が続きます。

赤いブツブツの時点で皮膚科などに行った場合、水疱瘡ではない診断される事もあるので注意してください。

③水疱を掻きむしると化膿する

水疱瘡では、水疱状態の時に強いかゆみが起こることが多いです。

特にその水疱を掻いたりすると、そこから雑菌が入って化膿することがあります。

水疱瘡の化膿はクレーターのような跡が残りやすいので、特に子供は掻かせないようにしてください。

顔の水疱は跡になって残ると目立ちやすいほか、水疱の中には水疱瘡のウイルスが入っているので、掻いて水疱が破れたり潰れたりするとウイルスをばらまいてしまいます。

周りにうつさないためにも、かゆみを抑える薬を塗ってあげましょう。

 

4.大人になって水疱瘡にかかるとどうなるのか?

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水疱瘡は、子供だけの病気ではありません。

大人になっても、水疱瘡にかかったことがなければ感染する事があるのです。

大人の水疱瘡はどのような症状なのかご紹介します。

①発疹の広がりが早い

大人の水疱瘡は、微熱が出たと思ったら半日で全身に発疹が広がる場合があるようです。

大人になってから水疱瘡になるということを知らない人が多いので、症状がひどくなってから病院に行く人も多いとのこと。

症状があっという間に広がるだけではなく、重篤化する事もあるので気を付けなければなりません。

②痛みが大きい

大人の水疱瘡の特徴の一つに、痛みが大きいというものがあります。

ひどい人は、起き上がることもできないほど水疱瘡の痛みが強くこともあるとか。

何とか病院までたどり着き、そのまま入院という事もあるそうです。

全身の発疹、水疱、熱、だるさなどが現れたら、早めに病院に行くことが重症化を防ぎます。

③合併症が重い

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大人の水疱瘡は重い合併症を引き起こすことがあります。

特に高齢者やほかの病気を患っていると、命に危険を及ぼすこともあるでしょう。

脳炎や髄膜炎などの合併症になってしまうと、命が助かっても障害が残ることもあります。

大人になってからの水疱瘡はとても怖いということを覚えておいてください。

④妊婦は胎児に影響が出ることも

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妊婦が水疱瘡になると、お腹の赤ちゃんも水疱瘡のウイルスで感染してしまいます。

ひどい時には赤ちゃんが先天性水痘症候群になったり、生まれた直後にかかってしまうと赤ちゃんの失明などの障害が残ることも…。

妊娠する予定があり、水疱瘡の予防接種を受けていない人は必ず対策をしてください。

 

5.水疱瘡の予防接種とは?

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水疱瘡は、予防接種を受けると症状を和らげることができます。

ここでは水疱瘡の予防接種について見ていきましょう。

①水疱瘡の予防接種は生ワクチン

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水疱瘡は感染力が強く、重症化する恐れのある病気です。

この水疱瘡を軽い症状で抑える事ができるのが、水疱瘡の予防接種。1歳を過ぎたら必ず受けるようにしましょう。

通常、水疱瘡の予防接種は、2回受けるべきとされています。

1回目の予防接種から3ヶ月後以降に2回目の予防接種を受ける、水疱瘡になっても軽い症状で済むことが多いようです。

この水疱瘡の予防接種は、生ワクチンで副作用などが少ない事で知られています。

2014年から1歳から2歳の子供は定期接種になっていますのでぜひ2歳までに受けるようにしてください。

②水疱瘡の予防接種は副反応がでることもある

水疱瘡の原因や症状まとめ!予防接種の効果について

水疱瘡の予防接種を受けた後、注射を打った所が赤く腫れたり、微熱が出る事があるようです。

人によっては、予防接種の1週間後頃から発疹が出る事もありますが、副作用で水疱が出ることは滅多にありません

ほとんど数日で症状が治まりますが、気になる人は医師の診断を受けた方が良いでしょう。

とはいえ、水疱瘡の予防接種は他の予防接種に比べると、副作用があまり出ないワクチンなのでご安心ください。

③水疱瘡の予防接種は緊急でも有効

大人の水疱瘡は重症化することもありますが、感染者と接触して72時間以内(3日以内)なら予防接種が効果的です。

水疱瘡かもしれないと思って病院に行き、すぐに予防接種を受けることで症状を軽くすることができるでしょう。

しかし、72時間を超えて予防接種を受けると効き目が弱いこともあります。

水疱瘡かもしれないと思ったら、すぐ病院に行くのが理想ですね。

 

6.水疱瘡の予防接種の効果について

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水疱瘡の予防接種を受けることで、どのような効果が期待できるのでしょうか?

予防接種による効果や回数、免疫ができるまでの期間をご紹介します。

①水疱瘡の予防接種で免疫ができる

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水疱瘡の予防接種を受けると体内で水疱瘡の免疫ができるため、水疱瘡にかかったとしても症状が軽く、重篤化する事も少ないです。

予防接種を受けることで9割以上の人に、水疱瘡のウイルスに対する免疫ができるのです。

②水疱瘡の予防接種は1回で効果があるのか?

水疱瘡の予防接種は、1回だけだと水疱瘡になってしまうことがあるのです。

予防接種を受けた方でも、約2割は水疱瘡を発症します。

2回予防接種を受けると免疫が体にできるので、水疱瘡にかかることはほぼなくなります。

水疱瘡の予防接種はなるべく2回受けるようにしてください。

③水疱瘡の予防接種で効果が現れるのは?

水疱瘡の原因や症状まとめ!予防接種の効果について

水疱瘡の予防接種は、受けてすぐに免疫効果が現れるわけではありません。

免疫ができるのは接種後の約2週間と言われています。

水疱瘡の予防接種を受けたから安心という人も多いですが、運悪く予防接種を受けた直後にかかってしまう可能性も無いとはいえません。

予防接種を受けたからと安心せず、予防や対策は常に気を付けましょう。

 

7.水疱瘡の予防接種を受ける時期と費用

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水疱瘡の予防接種は、1歳から2歳の子供は定期接種となり無料されていますが、それ以外では有料です。

予防接種を受けた方が良い時期や費用などについてもご紹介します。

①水疱瘡の予防接種は何歳で受けると良いのか?

1歳から2歳までは無料なので、この時期に受けておくのが理想。

1回目の予防接種は1歳を過ぎてから、2回目はその3か月後という人が多いです。

大きくなってから水疱瘡の予防接種を受ける場合も、できるだけ早く1回目を受けて、その3か月後に2回目を受けましょう。

②水疱瘡の予防接種を受ける時期

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水疱瘡の流行期間は、冬から春にかけてです

できれば流行期より前に予防接種を受けておいた方が良いでしょう。

免疫がつくまで2週間ほどかかりますし、予防注射は2回受けた方が効果的です。

1回目から2回目の予防接種までは3ヶ月以上空けなければなりません。

つまり、1回目は夏頃、2回目は秋頃に受けておくと流行期に間に合いますよ。

③水疱瘡の予防接種費用

水疱瘡の予防接種は、2014年から定期接種となったので1歳~2歳の子供は無料です。

3歳~4歳は初回のみ無料で、2回目は有料になることもあります。

自治体によって異なるので、ぜひ確認してみてください。

5歳以降子供でも大人でも有料になり、費用はだいたい5,000円から10,000円程度

症状を考えると決して高すぎる額ではありませんよね。

とはいえ、なるべく定期接種の時に受けておいた方が良いでしょう。

 

8.まとめ

水疱瘡の原因や症状まとめ!予防接種の効果について

水疱瘡は感染力が強く、大人になってからだと重篤化するかもしれない怖い病気です。

油断していると大変な目に合う事も考えられるでしょう。

予防接種を受ける事で症状が軽くなり、命の危険は回避しやすくなります。

子供には定期接種を受けさせ、大人も2回予防接種を受けることをおすすめします。

水疱瘡は予防接種を受けているかどうかで症状が違ってくるので、自分や周囲のためにもしっかり対策をしておきましょう。


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