水疱瘡

大人の水疱瘡は危険!大人水疱瘡の症状・特徴・対処法まとめ

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大人の水疱瘡は危険!大人水疱瘡の症状・特徴・対処法まとめ

発熱・食欲不振・頭痛などの症状が起きた後に表れる、小さく赤いブツブツ(発疹)。あせもや虫さされと似ているのであまり気になりませんが、いつの間にか広い範囲に増えていてかゆみが止まらない…。

これらの症状が水疱瘡(みずぼうそう)の特徴です。

多くの場合は1週間ほどでかゆみが治まり、さらに2週間ほど経てば、かさぶたなども自然になくなっていきます。しかし、放っておけば治ると油断するのもおすすめできません。子供の病気というイメージが強く、大人は水疱瘡にならないと思っている人がいますが、そうではありません。

むしろ、大人の水疱瘡は子供がかかるよりも症状が重くなると言われているのをご存知でしょうか?

ここでは、大人の水疱瘡の危険性、症状の特徴、対処法についてご紹介します。

 

1.大人が水疱瘡になってしまう3つの原因

大人の水疱瘡は危険!大人水疱瘡の症状・特徴・対処法まとめ

水疱瘡は子供だけの病気ではなく、大人もかかることがあります。

どうして大人でも水疱瘡になるのでしょうか?

大人が水疱瘡になる3つの原因をご紹介します。

①子供の頃、水疱瘡になっていない

水疱瘡は人のみ発症するウイルス性の病気で、ウイルスの感染によって発疹・水疱・高熱などがでます。

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ウイルス性なので人から人に感染しますが、1歳から2歳位の乳幼児にかかりやすいので子供の病気と思われている方も多いでしょう。

10歳位までには、約9割の人が水疱瘡になると言われていますが、かからなかった方が大人になってから水疱瘡を発症することがあるのです。

②予防接種を受けていないの

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大人になってから水疱瘡になる人は、子供の頃に水疱瘡の予防接種を受けていないケースがほとんど。

以前の水疱瘡の予防接種は任意だったので、受けている人と受けていない人がいるのが現状です。

大人になって水疱瘡になってしまっても、予防接種を受けていると症状が軽いもので済みます。

全く水疱瘡の予防接種を受けていない人は、発症すると重くなってしまうこともあるでしょう。

水疱瘡になっても症状が軽くで済むなら、予防注射を受けておいた方が良いのではないでしょうか?

③水疱瘡は感染力が強い

大人の水疱瘡は危険!大人水疱瘡の症状・特徴・対処法まとめ

水疱瘡は他のウイルス性の感染症に比べて、とても感染力が強いことで知られています。その強さは、インフルエンザの3倍程度と言われていて、家族が水疱瘡にかかると約8割の人は感染するとされているほど。

保育園や幼稚園など集団保育の場所で水疱瘡が蔓延するのには、感染力の強さが大きく関わっているのです。

水疱瘡のウイルスは人に感染して増えるので、気が付いた時にはすでにうつっているかもしれません。

 

2.大人水疱瘡の症状の特徴について

大人の水疱瘡は危険!大人水疱瘡の症状・特徴・対処法まとめ

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大人と子供の水疱瘡には違いがあります。

どのような点が子供の水疱瘡と異なるのでしょうか?

大人の水疱瘡の特徴や期間などについてご紹介します。

①大人の水疱瘡は痛みがある

大人になってから水疱瘡にかかると、2週間ほどの潜伏期間の後でさまざまな症状が出てきます。

子供の場合は

発熱→発疹→水疱→かゆみ→かさぶた

となって治ることがパターンになっているようです。

しかし、大人の場合は

発熱→発疹→水疱→痛み→かゆみ→かさぶた

になるケースもあります。

大人になってからの水疱瘡は、とにかく「痛い」という人が多いのです。

これは、大人の水疱瘡ウイルスが神経の方まで広がり、神経細胞を傷付けるのが理由とされています。

また、子供の頃は物心つかない時期にかかることが多いですが、大人になってからは痛みをしっかり認識することも理由の1つ。

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大人になってからの水疱瘡は苦痛も大きいので、できるだけ避けたいですよね。

②完治までに時間がかかる

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子供の場合、発疹や水疱ができてからかさぶたなるまで、1週間から10日ほどかかります。

しかし、大人の場合は個人差もありますが完治するまで1週間から2週間かかることが多いようです。

大人の水疱瘡は気付いた時にかなり症状が進んでいることも多く、治療に時間がかかることも珍しくありません。

さらに、入院する必要があるとやはり、2週間近くかかることもあります。

背中やふとももなど、見えない場所に水疱ができるならまだ良い方で、症状が重いと全身に水疱ができてしまいます。

そうなると仕事などを休まざるを得ないことになり、すべてかさぶたになってもすぐに復帰できるとは限りません。

早く仕事に復帰したくても、周りに水疱瘡をうつす事になってしまうので十分注意が必要です。

水疱瘡が重篤化したり合併症を起こしたりすると、さらに完治までに長い期間がかかることもあるので、甘く見てはいけない病気です。

③水疱瘡の跡が残ることも多い

子供の頃は肌の新陳代謝が活発なので、水疱ができてもきれいに回復します。

しかし、大人の場合は水疱が破れて跡が残ってしまうことも多くあるのです。

水疱瘡の跡は全身にできるため、顔などに水疱瘡の跡が残ると気になりますよね。

水疱瘡の跡を残さないようにするためには、水疱を潰したり傷つけたりしないことです。

薬を付けてそっとしておき、かさぶたも剥がさないようにしましょう。

大人の水疱瘡の場合、跡が残りやすいという事をよく覚えておいてください。

④妊婦さんと高齢者は危険

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大人の水疱瘡に特に注意してほしいのが、妊婦さんと高齢者です。

妊婦さんが水疱瘡にかかってしまうと、お腹の赤ちゃんにも影響を及ぼし先天性水痘症候群になってしまう可能性があると言われています。

最悪の場合、水疱瘡が原因による失明や、何らかの障害が残ることも…。

また、分娩直後に水疱瘡になってしまうと、赤ちゃんが死亡してしまうケースも見られるので要注意。

高齢者の方も水疱瘡になると危険が多いです。

高齢者は抵抗力が弱くなっていたり、別の病気を患っていたりすることも多いですよね。

そのような状態で水疱瘡になると重篤化してしまい、命の危険もあるのです。

家族の高齢者が水疱瘡にかかってしまった、なるべく慎重に接するようにして早めに医療機関に相談してください。

妊婦さんや高齢者の方は、水疱瘡にかからないための予防や工夫が重要になってきます。

 

3.大人の水疱瘡を防ぐための対処法

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大人になって水疱瘡にかかってしまう人の多くは、子供の頃、水疱瘡になっていません。

水疱瘡を防ぐには、どのような事をすればいいのかなどをご紹介します。

①予防接種を受ける

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自分が子供の時に水疱瘡にかかったかどうかわからない人もいます。

親に聞いたり、母子手帳の予防接種の履歴欄を確認したりしておくと良いでしょう。

水疱瘡にはかかっていないけど、予防接種は受けているという事もあります。

水疱瘡にかかっていなくて、予防接種も受けていないようならば、とりあえず予防接種を受けておくといった対策を取る事が重要ですね。

自分が水疱瘡になっているかどうかを確かめておくのが、予防の第一歩となるのです。

できれば、何かの機会の時に家族に聞くと水疱瘡にかかったかどうかわかるでしょう。

②水疱瘡の人に近付かない

子供の頃に水疱瘡にかかったことが無い人は、大人になってからかかりやすいので、例え家族や周りに水疱瘡の人がいてもなるべく近付かない事が大切です。

特に、妊婦さんや高齢者の方は、赤ちゃんに障害が残ったり、自分の命にも関わってしまいます。

患者を病院などに預けたり、自分がしばらく実家や親戚の家に離れる方法も悪くないのではないでしょうか?

家族に水疱瘡の人がいればうつる確率は高くなるので、なるべく接触しないような環境をつくるのがベストです。

③水疱瘡の流行時期を知っておく

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水疱瘡にも流行期があることをご存知でしょうか?

水疱瘡の流行期は、冬から春にかけてです。

水疱瘡の初期症状は風邪と似ているので、風邪かもしれないような人には近付かないようにしましょう。

また、水疱瘡は、空気感染・飛沫感染・接触感染でうつります。

手洗いやうがいはもちろん、できるだけマスクをつけることも感染防止におすすめ。

水疱瘡はウイルス性で感染力が強く、いつどこでうつるかわかりません。

特に冬から春の流行期には用心するようにしてください。

④水疱瘡かもしれないと思ったらすぐ病院へ行く

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水疱瘡は風邪の初期症状と似ているため、かなり症状が悪くなってから病院に行く人が多いです。

しかし、発疹が全身に広がってから病院に行っても、完治までには時間がかかってしまいます。

発熱やだるさなどが起こったら、できるだけ早く病院に行くようにしましょう。

発疹が出始めの頃に病院へ行くと、半日もしないうちに全身にまわってしまうことがあります。

症状の出方が急激なので、びっくりして病院に行く方もいるのではないでしょうか。

自分が水疱瘡にかかっていなくて、周りに水疱瘡の人がいる場合、風邪のような症状でも水疱瘡かもと考えることが大切です。

早い段階で病院に行くと軽い症状で治まることも多いので、水疱瘡かもと思った段階ですぐ病院へ行ってください。

 

4.大人の水疱瘡の予防接種について

大人の水疱瘡は危険!大人水疱瘡の症状・特徴・対処法まとめ

子供の水疱瘡に予防接種は有効ですが、大人はどうなんでしょうか?

ここでは、大人になってから水疱瘡の予防接種を受けた方が良い理由、費用、受けた方が良い時期をご紹介します。

①予防接種を受けた方が良い理由

大人の水疱瘡にも予防接種が有効だとご存知の方は、意外と少ないです。

子供の頃、水疱瘡にかかったかどうか確認できない、予防接種を受けたかどうかわからないという人は予防接種を受けておいた方が無難でしょう。

大人の水疱瘡は、肺炎や脳炎など命の危険に関わる病気を併発する確率が何十倍にもなります。

仕事などにも影響を及ぼすので、「自分は大丈夫」と思わず予防接種を受けておく方が良いでしょう。

特に、結婚前や妊娠を望んでいる女性は、将来生まれてくる赤ちゃんのためにも予防接種を受けておいた方が絶対に良いですよ。

自分の健康のためにはもちろん、元気な赤ちゃんを産むために、お母さんになるという自覚を持つために、水疱瘡対策を忘れないようにしてください。

②大人の予防接種の料金

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大人になって水疱瘡の予防接種を受けようと思った時、気になるのが料金ですよね。

1歳から2歳までの子供は2014年から定期接種になっているので無料になりますが、大人になってからだと有料です。

全額個人負担となりますが、予防接種を受けずに水疱瘡になる危険性を考えると受けておいた方が良いでしょう。

病院によって水疱瘡の予防接種料金は異なりますが、およそ6,000円から10,000円程度。

大人の水疱瘡の症状や負担といった辛さを考えると、この金額は決して高すぎるとは言えませんね。

1回よりも2回受けた方が効果があるので、できれば1回目の予防接種を受けた後も4週間ほど経って2回目を受けましょう。

2回予防接種を受ければ、ほぼ水疱瘡にかかることはなくなると言われています。

「自分は大丈夫」「行く時間がない」「受けるのが面倒」と予防接種に抵抗がある人もいるかもしれませんが、自分の健康のために受けておいたほうが良いのではないでしょうか?

③水疱瘡の免疫ができるまでの期間

水疱瘡の予防接種を受けたのにかかってしまった、という人もいるのではないでしょうか?

その人はおそらく、水疱瘡がもっとも流行している期間に受けたと考えられます。

水疱瘡の予防接種は、接種すればすぐに効果があるかというとそういう訳ではありません。

実は、予防接種をしてから2週間位は免疫ができないのです
水疱瘡の予防接種は、流行期より前に受けてください。

水疱瘡の予防接種を2回受けるなら、1回目の予防接種を受けてから3ヶ月あける必要があります。

つまり、1回目の予防接種は流行期の4ヶ月前の夏から秋頃に受けておいた方が良いので、時期を考えて予防接種を受けましょう。

5.大人の水疱瘡が危険な理由と対処法

大人の水疱瘡は危険!大人水疱瘡の症状・特徴・対処法まとめ

大人の水疱瘡を軽く考えている人がかなりいます。

たかが水疱瘡と思っていると大変な目に合ってしまう事があるのです。

どうして大人になってからの水疱瘡を簡単に考えてはいけないかをご紹介します。

①子供の水疱瘡より症状がひどくなりやすい

大人の水疱瘡にかかった人の中には、水疱瘡が子供の病気だと思い込んでいた人もいます。

このような人は、発疹が出ても水疱瘡だと思っていないのでひどくなることが多いです。

ひどくなってから病院に行っても、予防接種は効きませんし、完治するまでにかなりの時間がかかります。

人にうつってしまう病気のため、2週間位は仕事に復帰できないという事態になることもあるのです。

水疱瘡は子供だけだけでなく大人もかかる病気です。というよりも、大人がかかると症状がより重くなると覚えておきましょう。

②命の危険がある合併症

大人の水疱瘡は危険!大人水疱瘡の症状・特徴・対処法まとめ

水疱瘡を軽く考える人も多いですが、大人でも年間4000人位の人が発症し、そのうち約20人が亡くなっています。

意外に思われるかもしれませんね。

大人の水疱瘡で一番怖いのが合併症。

水疱瘡で亡くなるというよりも、水疱瘡が原因で合併症が起こり、その合併症で命を落としているのです。

水疱瘡で起こりやすい合併症には、次のようなものがあります。

  • 脳炎
  • 髄膜炎
  • 肺炎
  • 脱水症

など。

脳や髄膜、肺などにウイルスが入ることで炎症が起こり、最悪の場合は死亡してしまうケースです。

水疱瘡でも高熱がある場合は、このような合併症も疑ってみてください。

症状によっては緊急搬送で運ばれる人もいるので、家族の人も水疱瘡だからと軽く考えず様子を気にしておきましょう。

自分でも気がつかないうちに肺炎や脱水になっていることもあるので、一人ではなく周りにも伝えておくことが重要です。

③水疱瘡の危険性から身を守る対処法

大人の水疱瘡の場合、発症して2日か3日以内ならば、予防接種で症状を和らげることができます。

ただし、それを過ぎてしまうと、予防接種が効かないことがあるのです。

「もしかしたら水疱瘡かもしれない……」と思ったら、すぐに病院に行きましょう。

特に、微熱の後に発疹がでるようならすぐ病院で診てもらうべきです。

たとえ水疱瘡でないにしても、どんな病気も早い段階で治療した方が負担は軽くで済みますよね。

悪化してからだと、入院や合併症などで大変な事になるかもしれません。

「水疱瘡くらい大丈夫」と思わず、用心する事が自分や周囲のためになることを覚えておいてください。

 

6.まとめ

大人の水疱瘡は危険!大人水疱瘡の症状・特徴・対処法まとめ

水疱瘡は大人になると症状が重くなり、本人も苦しいですが、周りにも迷惑をかけてしまいます。

もし、子供の時に水疱瘡にかかっていない、かかったかどうかはっきりしないなら、きちんとした対策が必要でしょう。

水疱瘡の予防接種を受けるなどの対策を行う事で、自分の体を守るほか、女性の場合は赤ちゃんに悪い影響を与えなくて済みますよ。

自分のためにも、周りのためにも、これから生まれてくる赤ちゃんのためにも早めの対策を検討してください。


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